この記事でわかること
- 「AはBより〜だ」を表す比較級の作り方
- -er をつける形容詞と more を使う形容詞の見分け方
- bigger / easier など間違えやすいスペル変化のルール
- more expensiver のような二重比較ミスを防ぐ方法
- than を忘れてしまう最頻出ミスへの対策
比較級とは?
英語で「AはBより〜だ」と2つのものを比べるときに使う表現を比較級といいます。
比較級 = 形容詞の変化形(-er または more)+ than
than(〜より)は比較級と基本セットで使います。than を忘れると文が完成しないため、比較級を使うときは基本的に than まで書くことを意識しましょう。
| 例文 | 日本語 |
|---|---|
| This bag is bigger than that one. | このバッグはあれより大きい。 |
| This bag is more expensive than that one. | このバッグはあれより高い。 |
-er と more:どちらを使う?
比較級の作り方は形容詞の長さによって2種類に分かれます。
1音節(短い形容詞) → -er をつける
3音節以上(長い形容詞) → more を前につける
2音節 → -er / more どちらも使う単語がある
音節とは「発音のまとまり(音の区切り数)」のことです。たとえば “tall” は1音節(タール)、”beau-ti-ful” は3音節(ビュー・ティ・フル)です。
2音節の形容詞は単語によって異なります。clever → cleverer のように -er を使う単語もあれば、famous → more famous、careful → more careful のように more を使う単語もあります。迷ったら辞書や教科書で確認するのが確実です。
| 種類 | 例 | 比較級 |
|---|---|---|
| 1音節(短い) | tall、fast、nice | taller、faster、nicer |
| 2音節(単語による) | famous、careful | more famous、more careful |
| 3音節以上(長い) | beautiful、exciting、expensive | more beautiful、more exciting、more expensive |
パターン①:短い形容詞への -er のつけ方
主に1音節の形容詞(一部2音節含む)に -er をつけるとき、3つのパターンがあります。
基本:そのまま -er をつける
| 原形 | 比較級 |
|---|---|
| tall | taller |
| fast | faster |
| old | older |
e で終わる形容詞:r だけつける
すでに e で終わっているため、er ではなく r だけを加えます。
| 原形 | 比較級 |
|---|---|
| nice | nicer |
| large | larger |
| late | later |
【要注意】スペルが変わる2パターン
ここが比較級で最もミスが多い箇所です。
子音字を重ねて -er
「短母音 + 子音字1つ」で終わる形容詞は、子音字を重ねてから -er をつけます。
✅ 正しい:big → bigger / hot → hotter
❌ 間違い:big → biger / hot → hoter(子音字を重ねていない)
y を i に変えて -er
「子音字 + y」で終わる形容詞は、y を i に変えてから -er をつけます。
✅ 正しい:easy → easier / happy → happier
❌ 間違い:easy → easyer / happy → happyer(y をそのまま残している)
パターン②:長い形容詞は more を前につける
3音節以上の形容詞は形を変えずに、前に more を置くだけです。
more + 形容詞(変化させない)+ than
| 原形 | 比較級 |
|---|---|
| expensive | more expensive |
| beautiful | more beautiful |
| exciting | more exciting |
【よくあるミス】more と -er を両方使ってしまう
more を使うときは、形容詞に -er をつけません。両方使うと二重比較になります。
✅ 正しい:more expensive
❌ 間違い:more expensiver(more と -er を両方使っている)
3音節以上なら more だけ使い、形容詞自体は原形のままにします。
比較級の作り方:判断フロー
ステップ① 形容詞の音節数を確認する
→ 1音節 → -er をつける
→ 3音節以上 → more を前につける
→ 2音節 → 単語による(-er / more どちらか確認する)
ステップ② -er をつける場合:スペル変化を確認する
→ 普通の語 → そのまま + er
→ e 終わり → + r のみ
→ 短母音 + 子音字1つ終わり → 子音字を重ねて + er
→ 子音字 + y 終わり → y を i に変えて + er
ステップ③ 最後に than を忘れずにつける
例題:比較級の文を完成させよう
「このテストはあれより難しかった。(difficult:3音節)」
- ① This test was difficulter than that one.
- ② This test was more difficult than that one.
- ③ This test was more difficulter than that one.
→ difficult は3音節なので more を使います。-er はつけません。
→ 正解:② This test was more difficult than that one.
まとめ
- 比較級は 形容詞 + than で「AはBより〜だ」を表します
- 1音節の短い形容詞 → -er をつける(nice → nicer、big → bigger)
- 3音節以上の長い形容詞 → more を前につける(more beautiful)
- y → i にして + er(easy → easier)、子音字を重ねて + er(big → bigger)のスペル変化に注意
- more を使うときは -er をつけない(more expensiver はNG)
- than を忘れないこと——比較級で最も多いミスです
次の記事では、最上級(the ~ est / the most ~)の作り方を解説します。
読んで終わりにしないで!
比較級は「-er か more か」の判断だけでなく、「bigger / easier のスペル変化」「more expensiver という二重比較」「than の書き忘れ」と複数のミスが重なりやすいポイントです。読んで理解できても、実際に書いてみないと本番では正確に使えません。
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暗記じゃなく「音節数で判断する・スペル変化には理由がある」という仕組みから理解するので、初めて見る形容詞でも正確に比較級が作れるようになります。

