この記事でわかること
- 受動態(受け身)とはどんな表現か
- be動詞 + 過去分詞 の作り方
- 過去分詞とは何か・どんな形か
- 「誰によって?」を表す by ~ の使い方と省略のルール
- 能動態と受動態の書き換え方
受動態(受け身)とは?
英語の文には大きく2種類あります。「誰かが何かをする」という普通の文(能動態)と、「何かが誰かによってされる」という文(受動態)です。
受動態とは、主語が「〜される・〜された」側になる文のことです。
次の2つの文を比べてみましょう。
| 種類 | 例文 | 日本語 |
|---|---|---|
| 能動態 | Ken took this photo. | ケンがこの写真を撮った。 |
| 受動態 | This photo was taken by Ken. | この写真はケンによって撮られた。 |
能動態では「ケン(する側)」が主語ですが、受動態では「この写真(される側)」が主語になっています。
受動態を使う場面:「何が?」を主役にしたいとき
たとえば「誰が作ったか」よりも「何が作られたか」を伝えたいときに受動態が使われます。ニュースや説明文でよく登場する表現です。
受動態の作り方
主語(される側)+ be動詞 + 過去分詞 +(by ~)
be動詞は現在形(is / are)か過去形(was / were)を使います。
| 例文 | 日本語 |
|---|---|
| English is spoken here. | ここでは英語が話されている。 |
| The window was broken. | その窓は割られた。 |
| This song was written by her. | この曲は彼女によって書かれた。 |
過去分詞とは?
受動態で使う「過去分詞」とは、動詞の特別な変化形です。動詞によって形が異なります。
| 動詞(原形) | 過去分詞 |
|---|---|
| take(取る・撮る) | taken |
| make(作る) | made |
| write(書く) | written |
| break(壊す) | broken |
| speak(話す) | spoken |
| build(建てる) | built |
| eat(食べる) | eaten |
規則動詞(ed をつける動詞)の場合、過去形と過去分詞は同じ形になります(例:use → used、love → loved)。
「誰によって?」は by ~ で表す
受動態に「誰がそれをしたか」を付け加えたいときは、文末に by ~ を置きます。
主語 + be動詞 + 過去分詞 + by ~
| 例文 | 日本語 |
|---|---|
| This bridge was built by many workers. | この橋は多くの労働者によって建てられた。 |
| This song was written by her. | この曲は彼女によって書かれた。 |
by ~ は省略できます。
「誰がしたかわからない」「誰がしたかは重要でない」場合は by ~ を省いて構いません。
The cake was eaten.(ケーキが食べられた。← 誰が食べたかは不明・重要でない)
【よくあるミス①】be動詞を忘れて過去分詞だけにしてしまう
受動態は必ず「be動詞 + 過去分詞」の2つがセットです。過去分詞だけでは受動態になりません。
✅ 正しい:This photo was taken by Ken.
❌ 間違い:This photo taken by Ken.(be動詞が抜けている)
【よくあるミス②】be動詞の時制を間違える
受動態のbe動詞は、文が「現在」か「過去」かによって変えます。
| 時制 | be動詞 | 例文 |
|---|---|---|
| 現在 | is / are | English is spoken here.(今も話されている) |
| 過去 | was / were | The window was broken.(壊された) |
「過去の出来事」なのに is / are を使ってしまうミスが多く見られます。日本語訳をもとに時制を確認する習慣をつけましょう。
受動態の作り方:判断フロー
ステップ① 「される側」を主語に置く
→ 能動態の目的語(~を)が受動態の主語になる
ステップ② be動詞を選ぶ
→ 現在の話 → is / are
→ 過去の話 → was / were
ステップ③ 動詞を過去分詞に変える
→ take → taken、make → made など
ステップ④ 必要なら by ~ を加える
→ 誰がしたかを伝えたいときだけ
例題:能動態を受動態に書き換えよう
「Ken wrote this letter.(ケンがこの手紙を書いた。)」
- ① 「される側」→ this letter を主語にする
- ② 過去の文 → was を使う
- ③ write の過去分詞 → written
- ④ 誰が → by Ken を加える
→ 正解:This letter was written by Ken.
まとめ
- 受動態とは「〜される・〜された」とされる側を主語にする形です
- 形は be動詞(is / are / was / were)+ 過去分詞 です
- 「誰によって?」を言いたいときは by ~ を文末に置きます(省略もOKです)
- be動詞の時制(現在 / 過去)を間違えないように注意しましょう
次の記事では、受動態の否定文・疑問文の作り方を解説します。
読んで終わりにしないで!
受動態は「be動詞 + 過去分詞」という形自体はシンプルですが、「be動詞を忘れる」「時制を間違える」「過去分詞の形が出てこない」という3つのミスが重なりやすく、テストでは意外と点を落としやすいポイントです。読んで理解できても、実際に書いてみないと本番では出てきません。
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暗記じゃなく「される側が主語になる・be動詞+過去分詞のしくみ」から理解するので、初めて見る文でも正確に書き換えられるようになります。

