この記事でわかること
- don’t have to と must not がなぜ全く違う意味になるのか
- don’t have to(不要)の使い場面と例文
- must not(禁止)の使い場面と例文
- テストで混同しないための判断の仕方
don’t have to と must not — 意味は全く違う
「〜しなければならない」を表す have to と must。これらを否定形にすると、意味が全く別物になります。同じ「否定」に見えるのに、なぜこんなに違うのか——この記事で一気に整理しましょう。
don’t have to =「〜しなくてもいい」(不要)
must not =「〜してはいけない」(禁止)
日本語に訳すと「否定」という点では似ていますが、意味のレベルが大きく異なります。don’t have to は「やらなくてOK」という許可の話で、must not は「絶対にやってはダメ」という強い禁止です。
don't have to ≠ must not
don’t have to:「〜しなくてもいい」
don’t have to は「やらなくても大丈夫」という意味です。強制ではなく、任意・自由という状況を表します。
主語 + don't have to + 動詞の原形
主語(he / she / it)+ doesn't have to + 動詞の原形
| 例文 | 日本語 |
|---|---|
| You don’t have to go. | あなたは行かなくてもいい。 |
| She doesn’t have to work today. | 彼女は今日働かなくてもいい。 |
| You don’t have to bring anything. | 何も持ってこなくてもいい。 |
ポイント:don’t have to は「禁止」ではありません。「やらなくてもいいよ」と自由を与えている表現です。
must not(mustn’t):「〜してはいけない」
must not は「絶対にやってはダメ」という強い禁止を表します。ルールや危険な行為を止めるときに使います。
主語 + must not(mustn't)+ 動詞の原形
| 例文 | 日本語 |
|---|---|
| You must not go. | あなたは行ってはいけない。 |
| You mustn’t use your phone in class. | 授業中に携帯を使ってはいけない。 |
| You must not run here. | ここで走ってはいけない。 |
ポイント:must not は許可がないどころか、積極的に「禁止」している表現です。
【最重要ミス】don’t have to と must not を混同する
これはUnit 10で最もよくあるミスです。どちらも「have to / must の否定形」というくくりで覚えようとすると、意味が逆になってしまいます。
| 文 | 意味 | 種類 |
|---|---|---|
| You don’t have to go. | 行かなくてもいい | 不要(自由) |
| You must not go. | 行ってはいけない | 禁止(ダメ) |
✅ don’t have to → やらなくてもOK(自由)
⚠️ must not → やってはダメ(禁止)
たとえばテスト問題で「明日は休みなので、来なくてもいい」という文を英訳するとき、must not を使ってしまうと「来てはいけない」という禁止の意味になってしまいます。
判断フロー:どちらを使う?
ステップ① 言いたいのは「不要(やらなくていい)」か「禁止(やってはダメ)」かを確認する
→ やらなくてもいい・自由 → don’t have to
→ 絶対にやってはいけない → must not
ステップ② 主語が he / she / it かどうかを確認する(don’t have to の場合のみ)
→ he / she / it → doesn’t have to
例題:日本語に合う英文を選ぼう
「図書館では静かにしなければならない。大声で話してはいけない。」
- ① You don’t have to talk loudly in the library.
- ② You must not talk loudly in the library.
→「してはいけない」という禁止なので must not を使います。don’t have to にすると「大声で話さなくてもいい(話してもいい)」という意味になってしまいます。
→ 正解:② You must not talk loudly in the library.
まとめ
- don’t have to + 動詞の原形 =「〜しなくてもいい」(不要・任意)
- must not + 動詞の原形 =「〜してはいけない」(強い禁止)
- この2つは見た目が似ていても意味は全く違います。混同するとテストで大きなミスになります
- 主語が he / she / it のときは doesn’t have to になります(must not は変化しません)
読んで終わりにしないで!
「don’t have to と must not は違う」と読んで理解できても、実際に問題を解くと「なんとなく否定だから…」という感覚で混同してしまうことがよくあります。特に日本語訳だけで判断しようとするとミスが起きやすいため、「不要か禁止か」を判断する練習を繰り返すことが大切です。
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暗記じゃなく「don’t have to は不要・自由、must not は禁止」という意味の核心から理解するので、初めて見る文でも正確に判断できるようになります。

