この記事でわかること
- 現在完了の3用法(経験・完了・継続)の意味の違い
- 各用法のキーワードと置く位置のルール
- よくあるミス(never の位置・since と for の混同など)
- キーワードから用法を瞬時に見分ける判断フロー
【クイズ】まずこれを考えてみよう!
She has lived here since three years.
この文、どこが間違い?
① since の使い方 ② has lived の形 ③ here の位置
答えは記事の中で解説します👇
現在完了の3用法とは?
現在完了(have / has + 過去分詞)には、3つの使い方があります。形はどれも同じで、キーワードを見て用法を判断します。
| 用法 | 意味 | キーワード |
|---|---|---|
| 経験用法 | 〜したことがある | ever・never・before |
| 完了用法 | ちょうど〜した・もう〜した・まだ〜していない | just・already・yet |
| 継続用法 | ずっと〜している | for・since |
どの用法も形は同じ → have / has + 過去分詞 キーワードを見て用法を見分けるのが攻略の鍵!
用法① 経験用法 ─「〜したことがある」
経験用法は、過去に経験したことがあるかどうかを表します。
キーワードは ever・never・before の3つ。
| 例文 | 日本語 |
|---|---|
| Have you ever tried sushi? | 寿司を食べたことがありますか? |
| I have never been to Hokkaido. | 私は北海道に行ったことがない。 |
| I have seen that movie before. | 私は以前その映画を見たことがある。 |
キーワードの置く位置:
- ever・never → have / has の直後
- before → 文末
用法② 完了用法 ─「ちょうど〜した・もう〜した・まだ〜していない」
完了用法は、動作がちょうど終わった・まだ終わっていないことを表します。
キーワードは just・already・yet の3つ。
| 例文 | 日本語 |
|---|---|
| I have just finished my homework. | ちょうど宿題を終えたところだ。 |
| She has already left. | 彼女はもう出発した。 |
| I have not finished yet. | 私はまだ終えていない。 |
キーワードの置く位置:
- just・already → have / has の直後(中学での基本形)
- yet → 文末(否定文・疑問文で使う)
用法③ 継続用法 ─「ずっと〜している」
継続用法は、過去から今までずっと続いている状態を表します。
キーワードは for(期間)・since(時点)。どちらも文末に置きます。
| 例文 | 日本語 |
|---|---|
| I have lived here for five years. | 私は5年間ずっとここに住んでいる。 |
| She has studied English since 2020. | 彼女は2020年からずっと英語を勉強している。 |
キーワードと置く位置を一覧で確認
| 用法 | キーワード | 置く位置 |
|---|---|---|
| 経験 | ever / never | have / has の直後 |
| 経験 | before | 文末 |
| 完了 | just / already | have / has の直後 |
| 完了 | yet | 文末 |
| 継続 | for + 期間 | 文末 |
| 継続 | since + 時点 | 文末 |
覚え方は「文末に置くのは before・yet・for・since、have の直後に置くのは ever・never・just・already」です。
【よくあるミス】4つの注意ポイント
① Have で聞かれているのに did で答えてしまう
✅ 正しい:Yes, I have. ❌ 間違い:Yes, I did.(did は過去形の答え方)
Have で始まる質問には have で答えます。did は一般動詞の過去形の疑問文への答え方なので混同しないように注意です。
② never を文末に置いてしまう
✅ 正しい:I have never skied. ❌ 間違い:I have skied never.(never は have の直後)
never は ever と同じく have / has の直後に置きます。
③ before を目的語の前に置いてしまう
✅ 正しい:He has seen that movie before. ❌ 間違い:He has seen before that movie.(before は文末)
before は文末に置くのがルールです。目的語(that movie)の前に置いてはいけません。
④ since のあとに期間を置いてしまう
✅ 正しい:She has lived here for three years. ❌ 間違い:She has lived here since three years.(since のあとは時点)
since のあとには「2020年・月曜日・節(SV)」など時点が来ます。「3年間」のような期間には for を使います。
用法を見分ける判断フロー
キーワードを見て用法を判断するだけでOKです。
ステップ① 文の中のキーワードを探す
ステップ② キーワードから用法を判断する → ever・never・before → 経験用法(〜したことがある) → just・already・yet → 完了用法(〜し終えた) → for・since → 継続用法(ずっと〜している)※期間を聞くときは How long を使う
ステップ③ キーワードの位置が正しいか確認する
例題:「彼女はもう宿題を終えた。」を英語にすると?
- ① キーワード「もう」→ already
- ② already → 完了用法
- ③ already は have の直後 → has already finished
→ 正解:She has already finished her homework.
例題②:「私は一度もパリに行ったことがない。」
- ① キーワード「一度も〜ない」→ never
- ② never → 経験用法
- ③ never は have の直後 → have never been
→ 正解:I have never been to Paris.
まとめ
- 経験用法(ever・never・before)→「〜したことがある」
- 完了用法(just・already・yet)→「ちょうど〜した・もう〜した・まだ〜していない」
- 継続用法(for・since)→「ずっと〜している」
- 文末に置くのは before・yet・for・since、have の直後は ever・never・just・already
- Have で聞かれたら have で答える(did・do はすべて NG)
- キーワードさえ見つければ用法は判断できる
【クイズの答え】 答えは ① since の使い方 です。
since のあとには時点(年・曜日・節など)が来ます。「three years(3年間)」は期間なので for を使うのが正しいです。正しくは She has lived here for three years. となります。
理解できた?次は問題を解いてみよう!
3用法を「なんとなく知っている」だけでは、テストで用法を見分ける問題には対応できません。キーワードを見て瞬時に判断する練習を繰り返すことで初めて身につきます。
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暗記じゃなく「キーワードから用法を判断する」という思考軸から理解するから、初めて見る文でも自分で正しく判断できるようになります。

