この記事でわかること
- 現在完了形とはどんな時制か(過去形と何が違う?)
- have / has + 過去分詞 の作り方と have と has の使い分け
- yesterday・last year・ago と現在完了を一緒に使えない理由
- 「いつ?」が言えるかどうかで過去形か現在完了かを判断する方法
現在完了形とは?
英語の時制には「現在形」「過去形」に加えて、現在完了形という表現があります。
現在完了形には「経験(〜したことがある)」「完了(ちょうど〜した)」「継続(ずっと〜している)」の3つの使い方があります。この記事ではまず基本の考え方と形の作り方を解説します。
現在完了形とは「過去に起きたことが、今の自分にも関係している」ことを伝える時制です。
「過去のことだけど、今の自分の状態や経験として持っている」という感覚がポイントです。過去と現在をつなぐ橋のような役割をしています。
| 例文 | 日本語 | ポイント |
|---|---|---|
| I have visited Kyoto. | 私は京都を訪れたことがある。 | 今もその経験が自分の中にある |
| She has eaten sushi before. | 彼女は以前、寿司を食べたことがある。 | 今もその経験を持っている |
現在完了形の作り方
主語 + have / has + 過去分詞
have と has の使い分けは主語によって決まります。
I / You / We / They → have
He / She / It → has(三単現のルール)
| 主語 | have / has | 例文 |
|---|---|---|
| I | have | I have seen that movie. |
| You | have | You have lived here for years. |
| She | has | She has eaten sushi before. |
| He | has | He has visited Paris. |
【よくあるミス①】過去形と過去分詞を混同する
現在完了形では have / has のあとに過去分詞を使います。過去形とは別の形なので注意が必要です。
✅ 正しい:I have seen that movie.(seen は see の過去分詞)
❌ 間違い:I have saw that movie.(saw は see の過去形)
不規則動詞の過去分詞は特に間違えやすいため、過去形と過去分詞をセットで覚えておきましょう。
| 原形 | 過去形 | 過去分詞 |
|---|---|---|
| see(見る) | saw | seen |
| eat(食べる) | ate | eaten |
| go(行く) | went | gone |
| write(書く) | wrote | written |
| visit(訪れる) | visited | visited(規則変化) |
現在完了形 vs 過去形:何が違う?
現在完了形と過去形は、どちらも「過去のこと」を表しますが、ニュアンスが異なります。
過去形 → 過去の1点の出来事(点)。今とは切り離して「いつのこと」として伝える
現在完了形 → 過去から今までつながる(線)。「今の経験・状態」として伝える
| 種類 | 例文 | 日本語 | ニュアンス |
|---|---|---|---|
| 過去形 | I visited Kyoto last year. | 去年、京都に行った。 | 「去年」という過去の1点の出来事 |
| 現在完了形 | I have visited Kyoto. | 京都に行ったことがある。 | 今の自分が持っている経験 |
判断のポイント:「いつ?」が言えるかどうか
- 「去年」「昨日」「3年前」のようにいつか言える → 過去形
- 「今の自分の状態・経験」として伝えたい → 現在完了形
なお、for(〜の間) や since(〜以来) は例外で、現在完了形と一緒に使います。たとえば “I have lived here for 3 years.”(私はここに3年間住んでいる)のように、継続している状態を表す場合です。
【よくあるミス②】yesterday・last year・ago と一緒に使ってしまう
yesterday・last year・ago などの「いつ」を表す語は、現在完了形と一緒に使えません。これらは「過去の1点」を指定するため、今とつながる現在完了形の感覚と矛盾するからです。
✅ 正しい:I visited Kyoto last year.(過去形 + last year)
❌ 間違い:I have visited Kyoto last year.(現在完了形 + last year は不可)
「last year / yesterday / ago」が文中にあったら、必ず過去形を使うと覚えておきましょう。
過去形か現在完了形かの判断フロー
ステップ① 「いつか言える?」を確認する
→ yesterday・last year・ago などがある → 過去形
→ 「いつ」は言わず経験・状態として伝えたい → 現在完了形
ステップ② 現在完了形なら have / has を選ぶ
→ I / You / We / They → have
→ He / She / It → has
ステップ③ 過去分詞の形を確認する
→ 規則動詞 → -ed をつける(visit → visited)
→ 不規則動詞 → 個別に確認(see → seen、go → gone)
例題:( ) に入る正しい形を選ぼう
「彼女は以前、富士山に登ったことがある。」
- ① She climbed Mt. Fuji before.
- ② She has climbed Mt. Fuji before.
- ③ She have climbed Mt. Fuji before.
→ 「以前(before)」とあり、具体的な時期は指定されていません(before は「今より前のある時点」を示すだけで、いつかは特定しないため現在完了とセットで使えます)。今も持っている経験として伝えているので、現在完了形(have / has + 過去分詞)を使います。主語が She なので has を選び、climb の過去分詞 climbed を続けます。
→ 正解:② She has climbed Mt. Fuji before.
まとめ
- 現在完了形 = 過去と今をつなぐ時制。「今の自分の経験・状態」として伝えます
- 形は have / has + 過去分詞(主語が he / she / it なら has)
- have / has のあとは必ず過去分詞(過去形と混同しないこと)
- yesterday・last year・ago がある文には現在完了形を使えません。その場合は過去形を使います
次の記事では、現在完了形の3つの用法(経験・完了・継続)を詳しく解説します。
理解できた?次は問題を解いてみよう!
現在完了形は「形の作り方」だけでなく、「過去形との使い分け」「yesterday と一緒に使えない理由」「have と has の選択」と複数のポイントが重なり、テストで得点差がつきやすい単元です。読んで理解できても、実際に問題を解いてみないと本番では出てきません。
NEXELIA は、スライドで理解してすぐ演習で定着させられる中学英語の学習サービスです。「have / has の使い分け」「過去形と現在完了の使い分け」「過去分詞の形」など実際のテスト形式の問題で段階的に身につけられます。
暗記じゃなく「過去と今がつながっているかどうか」という感覚から理解するので、初めて見る問題でも正確に判断できるようになります。

